sunday slam
このブランドロゴを初めて目の当たりにした時の衝撃は 自分が洋服に携わってきた20年の中でもかなり水準の高いモノでした。
土曜日の夜街に繰り出して仲間とワイワイした後の代償と精算が
身体と財布の中身に綺麗に比例にする週末。
数々の失敗を乗り越え
読みたくもない お便りが届く日曜日
本来なら人が目を背けたくなる事実を洋服に落とし込んだ笑撃に一目惚れしました。
改めて洋服の可能性の広さを再確認した
sunday slam 1st press
7月6日土曜日からFORTY FIVEにて取り扱いスタートです!
sunday slam 志
『宵越しの装いは江戸心 〜sunday slamについて思ったこと』
土曜の夜。週の終わりを彩るパーティや、開放的な街の空気。仕事や生活の疲れを感じつつも気持ちは高まり、足元は浮き足立つ。
ポケットが空っぽになるまで、バーカウンターやキャッシャーに、帰り道のコンビニのレジに叩きつけていく、稼いだお金と1週間のアレコレ。
財布と気持ちがすっかり軽くなった頃に、やってくるドロドロの日曜。
sunday slamのTシャツのデザインを見た時に、そんな風に迎えた日曜を想わせる、潔さのようなものを感じた。
宵越しの銭は持たない、という言葉がある。昔、江戸の市井の職人や労働者たちは、その日稼いだお金は全部、その日のうちに使ってしまっていたらしい。
これは単に毎晩アホほど遊んでたワケではないらしい。
銀行やカードも無い時代、馴染みの店や周りの友達にお金を回しておくことで、いざという時にはお互いに助け合えるような信頼関係、
もとい人情みたいなものが、江戸に溢れまくっていたとのこと。
ポケットが空っぽのまま迎える2019年の日曜。
週末に飲んで遊んでいるうちに、友達や街にお金を還元しまくっちゃうのは、江戸時代から一つのスタイルとして確立されていたと言える。
そしてそのスタイルは今、sunday slamという服飾のデザインの中にも転生しているのかもしれない。
もらった金はまた街に返す、週末に我々が遊び倒しているのも、きっと社会に対する活動の一環であり、意思表示なのだと思う。
最高だと思ったのは、sunday slamのシャツやベストのデザインが喚起させる、黄色いベスト。
交通整理だったり、反射光のタスキだったりする身近なライフセーバー的な動きのグッズは、フランスを中心に現代ヨーロッパ圏での市民運動のイメージにもなっており、
やや被るというか、揺らぐというか、とにかく鮮烈かつ斬新な仕上りに思わず二度見してしまった。
かっこいいです!!
Text by マッシュ星川
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